榎戸誠の情熱的読書のすすめ -3つの読書論・ことばのオアシス・国語力常識クイズ(一問一答!)-

熊野古道を歩きたい人のための行き届いたガイドブック・・・【情熱的読書人間のないしょ話(1037)】

【amazon 『熊野古道 巡礼の旅』 カスタマーレビュー 2018年2月24日】 情熱的読書人間のないしょ話(1037)

散策の途中、カントリースタイルの148CAFEで昼食を取りました。あちこちで、ウメが芳香を漂わせています。因みに、本日の歩数は10,415でした。

閑話休題、『熊野古道 巡礼の旅――よみがえりの聖地へ!』(髙森玲子・熊野古道女子部編著、説話社)は、一度は熊野古道を歩いてみたいと思っていた私にとって何よりのガイドブックです。

熊野古道には、中辺路、紀伊路、大辺路、小辺路、伊勢路、川の参詣道の熊野川があるとのことだが、本書では中辺路と熊野川のコースが紹介されています。

「紀伊半島の森の奥深く、太古の昔から神々が宿る地、熊野」。

「標高約300mの『高原(たかはら)霧の里休憩所』は、眼下に霧が広がる、神秘的な景色を眺められるスポット」。

「高原に別れを告げて歩きだすと、すぐに古道らしい山道に入る。上ったり下ったりを無心に繰り返すうちに、だんだん日常を離れ、古道の世界に入ってゆくのを感じる」。

「わらじ峠、岩神峠、三越峠の3つの峠が待ち受ける、気力体力勝負のコース。峠越えは、よみがえりに必要な試練。日常から切り離された山の中で、熊野の自然や自分自身とじっくり向き合える道でもある」。

「伏拝王子から熊野本宮大社までは、歴史を感じる古い石畳の道が続く」。

「木漏れ日が美しい光の環をつくる(熊野本宮大社への)参道を一歩一歩進むごとに心が洗われていく」。