シャワーを浴びていたときの「ひらめき」が、iPS細胞への道を開いた・・・【情熱的読書人間のないしょ話(3969)】
運よく、トラツグミ(写真1)に出くわすことができました。ツグミとヒヨドリ(写真2、3)、後ろ姿だが、シロハラ(写真4)、メジロ(写真5、6)、ウソの雄と雌(写真7)、雄(写真8~11)、雌(写真12、13)、シルエットだが、モズの雌(写真14)をカメラに収めました。帰宅した途端、撮影助手(女房)から、餌台でドラマがあった!と報告あり。自分たちの餌場であるミカンの餌台から落花生の餌台に移ったメジロが、落花生の餌台にやって来た、自分より体の大きいシジュウカラやスズメたちを追っ払う場面を目撃したとのこと。因みに、本日の歩数は13,420でした。















閑話休題、『山中伸弥 人体を語る――NHKスペシャル<人体>』(NHKスペシャル『人体』取材班編、小学館クリエイティブ)のおかげで、番組では詳しくは語られなかったことまで知ることができました。
●脳が唯一の司令塔ではないという驚き
脳という誰もがいちばん偉いと感じている臓器が、全身からさまざまなメッセージを受け取って、指令しているだけではなく、逆に指令されている。このことを今回の番組を通して初めて知って、改めてすごいと感じました。僕もとても勉強になりましたね。
●赤ちゃんの成長に通じるがんの暴走
どうして、もともといいはたらきをしていた細胞が変容して悪い細胞になってしまうかというと、普段ものすごく頑張ってくれている細胞やメッセージ物質が、ちょっとしたきっかけがあってセーブできなくなり、必要がないのにはたらいてしまったり、必要なときにはたらなかったり、通常とは異なる状態になってしまうのです。細胞本人に悪気はないのに増え続け、分裂を止めたくも止まれなくなった、ある意味では細胞の悲しい姿ととらえることもできます。ほんとうにいいも悪いも紙一重なのです。とても巧妙にできているから、完璧だったどこか1か所のブロックが外れるだけで、突然止まるべきものが止まらなくなり、がんになってしまうのです。憎いのですが、ある意味、細胞が頑張った結果でもあるのです。
●「ひらめき」がiPS細胞への道を開いた
シャワーを浴びていたときに思いつきました。こうしたら見つかるんじゃないか! その通りにやったら、ほんとうに見つかった。それがNAT1(Novel APOBEC-1 Target1)という遺伝子です。・・・一般論としてがん抑制遺伝子は、いちばんには発生のため、ちゃんとした人間や動物になるために必要なのであって、がんを抑制するのはついでの仕事というのがわかっています。僕が発見したこともあってこだわりがあるのですが、NAT1はそういうがん関連遺伝子ではないかと思っています。ES細胞の研究をするようになり、その流れから人工的に万能な細胞をつくろうというiPS細胞の研究へと取り組むようになりましたね。
●挫折を越えることができたあるチャンス
「真っ白な目で見る」というか、感動するということでしょうか。感動する心をもち続ける。一見失敗のような実験で感動できるかどうかが、けっこう大切かもしれません。だって、失敗のような結果でがっかりしていたら、そこで終わりですよね。いくら「『失敗は成功のもと』だから頑張ろう」と言っても、がっかりしちゃったら一歩も進めなくなりますから。無理やりではなくて、「すごい、どうして?」と心底思えるかどうかが大切だと思います。
やはり、山中伸弥というのは、凄い人物だなあ。
