日本から6時間で行けるボルネオの熱帯雨林の野生生物たち――老骨・榎戸誠の蔵出し書評選(その348)・・・【あなたの人生が最高に輝く時(435)】
【読書の森 2025年1月24日号】
あなたの人生が最高に輝く時(435)
●『ダヤンの絵描き旅 ボルネオ』(池田あきこ著、出版ワークス)
『ダヤンの絵描き旅 ボルネオ』(池田あきこ著、出版ワークス)は、絵本作家・池田あきこのボルネオ旅行記である。独特なイラストとユーモラスな会話調の文章からボルネオの尽きせぬ魅力が立ち上ってくる。
「ボルネオってどんなとこ?」によれば、世界で3番目に大きな島で、日本から一番近い熱帯雨林で多種多様な野生生物が棲息していて、美味しい食べ物がいっぱいあって、しかも、リゾートは非常に快適だというのだ。直行便で行けば東京から6時間で行けてしまうというのだ。
オランウータン、テングザル、ミューラーテナガザル(ボルネオギボン)、カニクイザル、ブタオザル、シルバーリーフモンキー、ヒヨケザル、ボルネオゾウ(アジアゾウ)、ヒゲイノシシ、レオバードキャット、ベンガルヤマネコ、ジャワジャコウネコ、マレーシベット、マメジカ、スイロク(サンバーディア)、サイチョウ、オオフクロウなどの野生生物が続々と登場する。
6時間で行ける熱帯雨林で多種多様な野生動物に出会えるとあっては、私のような生物好きは堪らない。行きたいなあ。