戦争を本当に終わらせよう・・・【情熱的読書人間のないしょ話(3842)】
【読書の森 2025年9月29日号】
情熱的読書人間のないしょ話(3842)
東京・文京の小石川後楽園で、小さくしか写っていないが、テリトリーをパトロールするギンヤンマの雄(写真1、2)、不鮮明だが、キセキレイ(写真3)、枝被りだが、ツツドリと思われる個体(写真4)、毛繕いするダイサギ(写真5、6)、クサガメ(写真7、8)をカメラに収めました。因みに、本日の歩数は11,419でした。
閑話休題、アラン(本名エミール・シャルティエ。1868~1951年)の『幸福論』は愛読書だが、アラン自身について知っていることは、ほんの僅かです。評伝『アラン――戦争と幸福の哲学』(田中祐理子著、ちくま新書)のおかげで、アランの信念やアランを巡る人物について学ぶことができました。
●書物と「知ること」への愛
●「人間」が生み出したものによって「人間」が支配されるということ
●<考えること、それは否と言うことだ>
●戦争を本当に終わらせよう
●<どれほど奇妙に思われても、幸福であることを誓わなければならない>
『幸福論』で献辞を贈られたマリー=モニク・モール=ランブラン(1871~1941年)は、共に教師だったアランと1900年にルーアンで出会い、アランにとって生涯における最も重要な友人であり続けました。
アランのアンリ4世校時代の教え子であるシモーヌ・ヴェイユ(1909~1943年)が生涯を懸けて書き残した著作は、アラン晩年の必読書となりました。