恋愛・結婚では、お金なんか大した問題ではない・・・【山椒読書論(362)】
【amazon 『わたしってブスだったの?』 カスタマーレビュー 2013年12月26日】
山椒読書論(362)
女性に人気のテレビ・ドラマの脚本を手がけている大石静の『わたしってブスだったの?』(大石静著、文春文庫。出版元品切れだが、amazonなどで入手可能)は、女性を勇気づけてくれる本だと思う。
「恋愛・結婚における環境問題」という章では、「自分の人生において何を断念し何を貫くか、その考えをはっきり持った者同士が、お互いの考え方を理解し合い、いたわり合えるかどうか、大切なのはその一点だけだ。お金なんか稼げるほうが稼げばいいんだし、大した問題ではない!」と言い切っている。
「わたしは基本的にプラトニック・ラブというのは信じていない」という著者が、本音で過激に迫ってくるので説得力がある。
ここで、あなたに5つの質問をしたい。
●気持ちよく仕事をしていますか?
●あなたのことを理解してくれる仲間がいますか?
●あなただけの、心地よい時間を持っていますか?
●今は無理でも、いつかしてみたいと思っていることは何ですか?
●あなたの知らなかった能力に気づく喜びを知っていますか?
出勤時刻を少し早めるとか、自宅から駅までのコースを変えてみるだけでも、今まで知らなかった、新しい何かを見つけることができるかもしれない。考え方や視点をほんの少し変えてみるだけで、新たな発見があるかもしれない。笑顔や他人への思い遣りなど、忘れかけていた大切なものを取り戻すために、小さなことでもいいから、思い切って何かを始めてみませんか。
自分の夢に向かって燃焼している人が美しい。きりっと胸を張って歩く人が美しい。明日は今日より輝いている、そういうあなたに会いたい。