戦前の日本は、意外なことばかり!・・・【情熱的読書人間のないしょ話(3733)】
タイマツバナ(学名:モナルダ・ディディマ。写真1~3)でアゲハチョウ(写真2)が吸蜜しています。サトキマダラヒカゲ(写真4)、ベニシジミ(写真5、6)、ハラビロカマキリの幼虫(写真7)をカメラに収めました。クリ(写真8~12)の花でコアオハナムグリ(写真12)が花粉を食べています。エゾヘビイチゴ(英名:ワイルド・ストロベリー。写真13)、ラズベリー(写真14)が花と実を付けています。キンカン(写真15)が実を付けています。我が家の庭師(女房)から、スカシユリ(写真16)が咲いたわよ、との報告あり。
閑話休題、『戦前の日本人――100年前の意外に豊かな国民生活、給料、娯楽、恋愛』(武田知弘著、宝島新書)には、戦前の日本について、り意外なことがたくさん書かれています。
●実は最先端の民主主義国家だった
▶世界でもかなり早く普通選挙を実施
▶台湾、韓国の人たちにも参政権があった
●お金がなくても優秀な子は大学まで行けた
▶世界最高水準――ほぼ100%の識字率
▶無料で高等教育を受けられるシステムがあった
▶アジアの秀才たちが大挙して日本に留学
▶女子も男子と同様に高等教育を受けていた
●いたるところに売春があった
▶事実上、売春が公認されていた
▶ナイトクラブ、居酒屋、旅芸人・・・いたるところで売春が盛ん
▶性病に悩む戦前日本でコンドームが発明された
●今よりずっと愛と束縛が強い
▶実は、それほど早婚ではなかった
▶意外に多かった離婚
●財閥とエリートと貧民が混在
▶サラリーマンは若い女性の憧れの的
▶大阪の方が東京より人口が多かった
――と、大変勉強になったが、戦前日本にいい点がいろいろあったとしても、国家権力の監視下に置かれ、精神的自由はなかったことを忘れてはいけないと、私は思います。