榎戸誠の情熱的読書のすすめ -3つの読書論・ことばのオアシス・国語力常識クイズ(一問一答!)-

身分を超えた心の交流は可能か、愛とは何か、家族とは何か・・・【情熱的読書人間のないしょ話(1459)】

【榎戸誠の情熱的読書のすすめ 2019年4月18日号】 情熱的読書人間のないしょ話(1459)

アオジの雄、セグロセキレイをカメラに収めました。あちこちでキタテハを見かけます。ミナミメダカが元気に泳ぎ回っています。コイに睨まれてしまいました。深紅のチューリップ、チューリップらしくない黄色いチューリップを見つけました。レッドロビンの新葉が燃えているかのように輝いています。レッドロビンの陽が当たる側は赤く、陽が当たらない側は緑みを帯びています。アントシアニンが紫外線から新葉を守る必要があるか否かで、このような差が出ているのです。因みに、本日の歩数は10,058でした。

閑話休題、映画『ROMA/ローマ』(アルフォンソ・キュアロン監督、ヤリッツァ・アパリシオ、マリーナ・タビラ出演、Netflixオリジナル映画)は、Netflixオリジナル映画で原則、劇場では公開されないこと、モノクロであること、音響が多元的・立体的であることなどユニークな作品であるが、身分を超えた心の交流は可能か、愛とは何か、家族とは何か――を考えさせられました。

政治的混乱に揺れる1971~1972年のメキシコのメキシコシティ。若い家政婦・クレオは、勤務医・アントニオ、妻・ソフィア、4人の子供たちと祖母が暮らす家で、子供たちの世話や家事に追われる日々を送っています。そんな中、貧しい青年と恋に落ちるが、妊娠を告げた瞬間に男は去っていってしまいます。一方、アントニオが愛人と逃避行を続け帰ってこないため、夫婦は離婚することになります。死産に見舞われたクレオと、夫に捨てられた妻、父がいなくなった子供たちとの間で・・・。