榎戸誠の情熱的読書のすすめ -3つの読書論・ことばのオアシス・国語力常識クイズ(一問一答!)-

西部開拓時代の無法者、ジェシー・ジェームズ暗殺の真相・・・【情熱的読書人間のないしょ話(1469)】

【amazon DVD『ジェシー・ジェームズの暗殺』 カスタマーレビュー 2019年4月28日】 情熱的読書人間のないしょ話(1469)

どうしてもキビタキの雄の写真が撮りたくて、昨日、キビタキの雌を撮影した千葉・野田の清水公園を、今日も訪れました。キビタキの雄が高木で囀っているのに、どうしても姿を捉えられませんでした。1.5mの近さで、エナガの幼鳥の群れをじっくりと観察することができました。幼鳥の赤いアイリングが目立ちます。彼らの中には、気持ちよさそうに、うとうととしているのもいます。シメの雄をカメラに収めました。キショウブ、フジが満開です。因みに、本日の歩数は12,094でした。

閑話休題、映画『ジェシー・ジェームズの暗殺』(DVD『ジェシー・ジェームズの暗殺』<アンドリュー・ドミニク監督、ブラッド・ピット、ケイシー・アフレック出演、ワーナー・ホーム・ビデオ>)は、米国の西部開拓時代の有名な無法者、ジェシー・ジェームズと、彼を崇拝する若者、ロバート・フォードの特殊な関係が描かれているが、いわゆる西部劇とは趣がかなり異なっています。

1867~1881年に25件以上の銀行強盗、列車強盗を行い、多くの人命を奪ったジェームズ・ギャング団の中心人物・ジェシーは、1881年9月5日に34歳を迎えます。手下のチャーリー・フォードの弟、19歳のロバートは、自分も仲間に加えてもらいたくて堪りません。

ジェシーにとって最後の列車強盗のシーンから、1882年4月3日に、破格の懸賞金に目が眩んだロバートによって、自宅で後ろから撃たれてジェシーが死亡するまでが、ドキュメンタリー・タッチで描かれていきます。この間の緊迫感は並大抵ではありません。暗殺後、卑劣な裏切り者として人々から冷眼視されたチャーリーとロバートの末路が無常を感じさせます。

荒んだ内容なのに透明感のある映像と、感情を交えずに事実を述べるナレーションが効果を上げています。

自分も無法者たちの一員になったかのような気分にさせられる印象深い作品です。