日本列島がどのようにできたのかが生々しく描かれている・・・【情熱的読書人間のないしょ話(2876)】
コサギ(写真1)、カワウ(写真2)、バン(写真3)、ヒヨドリ(写真4)、ツグミ(写真5、6)、セグロセキレイ(写真7、8)、ハクセキレイ(写真9)をカメラに収めました。フサアカシア(ミモザ。写真10、11)、ベニバナトキワマンサク(写真12、13)、ジンチョウゲ(写真14、15)、キズイセン(写真16)が咲いています。因みに、本日の歩数は11,997でした。
閑話休題、『日本列島誕生のトリセツ』(高橋典嗣監修、昭文社)には、日本列島がどのようにできたのかが生々しく描かれています。
●約3000万~2500万年前 ユーラシア大陸東縁で起こった地殻変動――大地が裂けて大陸から分断!
●約2000万~1500万年前 大陸東縁が観音開きして列島の原型に!――日本海の拡大と島弧の形成
●約2000万~1500万年前 列島を分断する見えない溝――フォッサマグナ形成の謎
●約1400万年前 活火山がない地域にカルデラが存在!――紀伊半島で起きた超巨大噴火
●約600万~500万年前 フィリピン海プレートで火山島が北上!――本州へ衝突した丹沢と伊豆
日本列島の名所・絶景の地学として、数々の興味深い事例が取り上げられています。
●約2億5000万年前 草原の中に羊のように点在する石灰岩(福岡県北九州市ほか)――平尾台のカルスト台地
●約400万年前 現在の場所になったのは約43万年前!(滋賀県14市町)――北上しながら大きくなった琵琶湖
●約77万4000年前 隆起によって現れた養老川沿いの露頭(千葉県市原市)――地磁気逆転を刻むチバニアン
●約20万~10万年前 山体のほとんどは自らの噴火の噴出物(山梨県・静岡県)――日本最高峰の富士山の成り立ち
●約6000~1000年前 海が約2万年前には広大な干潟に!(茨城県11市町村)――茨城の巨大湖・霞ヶ浦の誕生
本書のおかげで、日本列島は、ある意味、奇跡の連続で現在の形状になったことを学べました。