鹿島茂は、なぜ、パリのカルナヴァレ美術館に嫉妬で気が狂いそうになるのか・・・【情熱的読書人間のないしょ話(3485)】
【読書の森 2024年10月24日号】
情熱的読書人間のないしょ話(3485)
以前に放鳥されたコウノトリ(写真1~3)、アサギマダラの雄(写真4)、アカタテハ(写真5~9)、キタテハ(写真10)、ツマグロヒョウモンの交尾(写真11、12。右が雄)、雄(写真13、14)、雌(写真15、16)をカメラに収めました。因みに、本日の歩数は11,485でした。
閑話休題、私はフランスのパリではモンマルトルの丘が一番好きです。麓から長い石段を登り、テアトル広場で似顔絵描きたちを冷やかし、サクレ・クール寺院で敬虔な気持ちになり、キャバレー「ムーラン・ルージュ」でぴちぴちした若い女性たちのカンカン踊りに鼻の下を長くする――再訪したいが、私の年齢では無理でしょう。
敬愛する鹿島茂の『パリの本屋さん』(鹿島茂著、中央公論新社)を読み進めながら、懐かしさが込み上げてきました。
本書には、鹿島のパリ愛がぎゅぎゅっと詰まっています。
モンマルトルが、なぜ芸術家たちの街になったのかが分かりました。
パリの古書店巡りが、なぜ知的遊戯の宝庫なのかが分かりました。
鹿島が、なぜカルナヴァレ美術館には嫉妬で気が狂いそうになるのかが分かりました。