なぜ、バロック音楽は、遠い過去の芸術でありながら、現代の私たちを感動させるのか・・・【情熱的読書人間のないしょ話(3688)】
生物観察会に参加しました。ミズキ(写真1)、シロダモ(写真2)、アヤメ(写真3)、キショウブ(写真4、5)、キンラン(写真6)、ギンラン(写真7)、ホウチャクソウ(写真8)、オオアラセイトウ(別名:ショカツサイ。写真9)、群生するオランダガラシ(仏名:クレッソン。写真10、11)、まだ葉が白くなっていないハンゲショウ(写真12、13)を観察することができました。タマネギとナガネギの収穫体験を楽しみました(写真14、15。15の手前はスナップエンドウ)。その農家で飼われているチャボ(写真16)。
閑話休題、四面を書棚に囲まれた書斎(写真17)で、ヴィヴァルディ、バッハ、モーツァルトのCDを大音量で聴きながら本を読むというのが、私にとって至福の時間です。
『バロック音楽の基礎知識――盛期および後期バロックの器楽曲について』(カール・カイザー著、白井美穂訳、アルファベータブックス)は、題名とは異なり、かなり専門的な内容だが、初心者レヴェルの私でも勉強になることがいくつかありました。
●バロック時代は、約1600年から1750年までである。
●「バロック」とは、「いびつな真珠」を意味する。比喩的には、「誇張された、尊大な、不均衡な」という意味もある。
●協奏曲の創始者は、コンチェルト・グロッソはローマのアルカンジェロ・コレッリであり、独奏コンチェルトはヴェネツィアのアントニオ・ヴィヴァルディである。
●ヨハン・セバスティアン・バッハは、早くから協奏曲というジャンルに取り組み、イタリアの協奏曲に学んだ。バッハは、最初の大規模な協奏曲集「ブランデンブルク協奏曲」において、新たな協奏曲の可能性を探求・開拓した。
●バロック時代に装飾が非常に重要な役割を果たしたのは、装飾は表現を助け、完璧な演奏には欠かせないものだからである。
●バッハは、大抵、自作の曲に装飾を記譜していたため、演奏者には自由に装飾を加える余地がほとんどなかった。