榎戸誠の情熱的読書のすすめ -3つの読書論・ことばのオアシス・国語力常識クイズ(一問一答!)-

日本のカモについては、この一冊で大丈夫!・・・【情熱的読書人間のないしょ話(3973)】

【読書の森 2026年1月29日号】 情熱的読書人間のないしょ話(3973)

オカヨシガモの雄と雌(写真1)、雄(写真2、3)、雌(写真4)、ハシビロガモの雌(写真5)、ダイサギ(写真6,7)、アオサギ(写真8)をカメラに収めました。因みに、本日の歩数は9,999でした。

閑話休題、『にっぽんのカモ』(小宮輝之監修、ポンプラボ編、カイゼン)には、『日本鳥類目録』に掲載されている日本のカモ全種が収載されています。それだけでなく、近縁の飛来種――マガモならアメリカガモ、カルガモならアカノドカルガモ、コガモならアメリカコガモ、ヒドリガモならアメリカヒドリなど――も併催されています。

豊富な写真と、簡にして要を得た文章で、各カモが解説されています。読者が抱くカモに関する疑問にも、しっかり答えてくれています。

カモの換羽は、このように説明されています。「北方で繁殖を終えた、もしくはその繁殖で生まれたカモたちは、冬鳥として日本に渡来します。ここ越冬地での成鳥の大きな仕事のひとつは、次の繁殖のパートナーを探してペアになることです。北方で繁殖を終えたオスは、メスよりひと足先に換羽をおこない、外敵から見つかりにくいメスや幼鳥の羽衣に似たエクリプスという状態になります。秋の渡りの直後はまだ、非生殖羽ともよばれるこの姿の個体も多いので、オスがいないように思えるのです。エクリプスとメスを見分けるには、嘴や足、虹彩の色など、この時期も変わらないオスの特徴がポイントになります」。

カモの色素異常(アルビノとはちがう)の説明は、このようです。「鳥の羽色はおもに色素と構造色によりますが、メラニン、カロチノイドなどの色素が少ない、逆に過剰な個体は、全身または一部が白い、明らかに淡色、逆に濃色、黒い嘴がピンク、といった色彩の異常を生じます。これが白変、部分白変、パフ(=淡い黄褐色)変、黒変などとよばれるものです」。これらの異常を生じたカモたちの写真が掲載されています。

にっぽんの雑種ガモの写真も掲載されています。

日本のカモについては、この一冊で大丈夫!でしょう。