東京に、訪れたい文学館がこんなにあったとは・・・【情熱的読書人間のないしょ話(1773)】
ヨシゴイを撮影した数百枚の写真から鮮明なものを選び出している作業中に、女房から、その緑に輝く鳥をまだ見られるかしらと聞かれたので、女房を連れて、私には3度目のヨシゴイ観察に出かけました。今日は風がないため、ヨシゴイたちはのんびりと泳ぎ回っています。オウバイが黄色い花を咲かせています。白いシダレウメを見かけました。カンヒザクラ(ヒカンザクラ)が咲き始めています。因みに、本日の歩数は10,414でした。
閑話休題、『死ぬまでに一度は訪ねたい 東京の文学館』(増山かおり著、エクスナレッジ)では、東京と神奈川の文学館が紹介されています。
新宿区立・漱石山房記念館(新宿区早稲田南町)を訪れなくてはと思いました。書斎「漱石山房」が再現されているからです。「漱石の蔵書の背表紙までリアルに再現した書斎は圧巻」。
旧江戸川乱歩邸(立教大学大衆文化研究センター)(豊島区西池袋)の土蔵は一見の価値がありそうです。「こよなく愛した土蔵はまるで乱歩の脳内のよう――本館以上にファンの心を震わせるのは、謎めいた空気が漂う土蔵です。2万冊に及ぶ書籍は、本の判型にあわせて自作した木箱や筆文字のインデックスで整理され、整然と並べられた様を入口から覗き込むことができます。一時は土蔵内に書斎を設けていた頃もあり、入口から見て右手前の位置に、机を設置していたのだそう。いったい、どの作品がそこで書かれたのだろうと想像が膨らみます」。
吉村昭記念文学館(荒川区荒川)の、膨大な資料が几帳面に整理された大きな書斎の椅子に腰掛けて、吉村昭になった気分を味わいたいものです。
私の実家から徒歩数分の、東京子ども図書館・石井桃子記念・かつら文庫(杉並区荻窪)の内部を見たくなりました。「翻訳家・作家・編集者の石井桃子旧居――石井桃子の著訳書や蔵書が閲覧できる書斎が魅力的」。
江東区・芭蕉記念館(江東区常盤)の常設展示で、多くのことを学びたいと思います。「芭蕉と俳句を知るための常設展示――芭蕉作品の見方や俳句理解を深めてくれるパネル展示も」。
東洋文庫ミュージアム(文京区本駒込)の、床から天井まで膨大な蔵書がぎっしり詰まったモリソン書庫を近くから眺めたいと思います。きっと圧倒されることでしょう。