プロゲーマーに学ぶ、自分を高める方法・・・【情熱的読書人間のないしょ話(1781)】
フサアカシア(ミモザ)が黄色い花をびっしりと付けています。ハクモクレンの白い花が咲き始めています。いろいろな色合いのツバキも頑張っています。因みに、本日の歩数は10,555でした。
閑話休題、私はゲームには全く興味がなく、実際にゲームをやったことがないので、この著者がどのくらい凄いプロゲーマーなのか知らないが、『世界一のプロゲーマーがやっている努力2.0』(ときど著、ダイヤモンド社)に書かれている自分を高める方法は、私のようなゲームに無関心な人間にも参考になりました。
著者は、自らが実行している「努力2.0」を、このように説明しています。
①反復の法則 努力1.0=勝ちにこだわる→努力2.0=「負け」の中に答えがある。「とりあえずやってみる。試行回数をとにかく多くして結果を得る。正解はどこにもないので、常に『仮説』と『検証』を繰り返し続けます。重要なのは。失敗しても全然気にせず、むしろ喜ぶこと。失敗は、今自分がやっていることが正しいか否か、どちらの方向に進むべきかを明確に教えてくれます」。
②環境の法則 努力1.0=一人でやる→努力2.0=ライバルは「敵ではない」。「ライバルは敵でもなければ仲良しグループでもない。切磋琢磨する『同志』なのです」。「共有することで、自分にも相手にもメリットがあり、結果的に『情報を共有していない集団』に対しては、はっきり有利になっていくのです。どんな天才も、たった一人で思いつけるアイデアの数には限りがあります。寄ってたかって皆で考えた方が、効率がいいことは明らかです」。
③メンタルの法則 努力1.0=情熱だけで乗り切る→努力2.0=心に「負荷をかけない」。「燃え上がる情熱を持ちつつも、冷静に心をメンテナンスする。この両輪があってこそ、努力は実を結ぶのです」。「朝、昨日の自分の状態を振り返ってノートに書き込む。このシンプルな習慣を続けることで、いつの間にか、自分が自分のコーチになってくれる」。私も、この「自分の通信簿」を付けることを実行しているが、効果絶大です。
④継続の法則 努力1.0=己に打ち勝って続ける→努力2.0=頑張りは「いらない」。「僕の努力に、意志力や頑張りは一切関係ありません。面倒くさがりでダメな自分でも、自然に動く仕組み。それが努力2.0の継続する秘訣なのです」。「努力を継続するときに一番大事なことは、いかに『意志力を使わないか』。日常生活は決断の連続。ムダを省くため、ルールを作ってしまおう」。「自分が『動く』のではなく仕組みに『動かされる』ようにするのです」。「『人に頼れる』ことはとても大事な能力。なんでも自分で頑張ろうとすると、結局続かない。得意な人に丸投げすることで、自分でやるよりいい結果が得られる」。
⑤Whyの法則 努力1.0=レールにそって生きる→努力2.0=嫌なことは「やらない」。「無理は絶対に続かない。努力を始める前に、まずは自分がやることを『受け入れる』ことが大事。少しでも違和感があるなら、やらない勇気を持とう」。
⑥地力の法則 努力1.0=人と比較する→努力2.0=「自分史上最強」になる。「相対的な競争よりも『自分との戦い』をどう制すかの方が、ずっと大切。実際トッププレイヤーたちは皆、『自分はこうありたい』というこだわりを、プレイで表現しています。そこには、ただ『勝つ』だけではない、その先の強さがあるのです」。
「eスポーツは、本当に変化の激しい世界です。昨日頑張っていたことが、今日はまったくムダになる。ある意味では恐ろしい世界です。しかし、ここに書いた努力の方法論自体は、どんなに状況が変化しても、陳腐化することはありあせん」。