榎戸誠の情熱的読書のすすめ -3つの読書論・ことばのオアシス・国語力常識クイズ(一問一答!)-

16の病気が図解されているので、理解が一段と深まる・・・【情熱的読書人間のないしょ話(1786)】

【amazon 『NHKためしてガッテン 病気のしくみがわかる事典』 カスタマーレビュー 2020年3月5日】 情熱的読書人間のないしょ話(1786)

ツグミ、ムクドリ、キジバト、ハシボソガラス、ハシブトガラス、カルガモ、アオサギをカメラに収めました。因みに、本日の歩数ハ10,553でした。

閑話休題、『NHKためしてガッテン 病気のしくみがわかる事典――気になるカラダの悩みを図解で解決!』(NHK科学・環境番組部編著、大泉書店)は、高血圧、糖尿病、動脈硬化、肥満、血液ドロドロ、骨粗しょう症、がん、脳卒中、脂肪肝、五十肩、ひざ痛、ぎっくり腰、むくみ、睡眠障害、肺炎などが図を使って分かり易く説明されています。

例えば、歯周病は、こんなふうです。

歯周病になるまでは、「●歯に歯垢がたまる→●歯茎が炎症を起こす=歯肉炎→●歯茎が溶けていく=歯周炎→●歯の土台、歯槽骨が溶けて歯が抜ける→●歯周病」と図で示されています。中高年の9割が歯周病で、歯周病が心臓病の原因になることにも言及されています。「なぜかというと、歯周病の原因菌のひとつであるジンジバリス菌が、心臓病患者の血管から見つかったからです。さらに、この菌は血液をかたまりやすくする毒を出すことがわかっています。こうしたことから、歯周病は心臓病の原因のひとつではないかとも推測されています」。近年、このポルフィロモナス・ジンジバリスは、心筋梗塞だけでなく、さまざまな全身疾患との関係が取り沙汰されていますね。

歯周病のメカニズムは、「●細菌のかたまり、歯垢によって歯茎は腫れてしまう→●すきまはどんどん深くなり、歯の土台の骨が破壊される」様が模式図で表現されています。

歯周病の予防法として、●食後に繊維質のものを食べる、●歯科医に歯石をとってもらう、●3分間の歯磨き剤を付けないカラ磨き、●デンタルフロスや歯間ブラシを活用する――の4つが挙げられています。因みに、私は4つとも実行しています。

このように図解されていると、理解が一段と深まります。