香川照之の昆虫愛と、子供たちに昆虫の魅力を伝えようという情熱が溢れている一冊・・・【情熱的読書人間のないしょ話(2435)】
【読書クラブ 本好きですか? 2021年12月17日号】
情熱的読書人間のないしょ話(2435)
我が家の庭の餌台には、早朝から夕刻まで、入れ替わり立ち替わり、メジロ、シジュウカラ、スズメたちがやってきます。
閑話休題、『NHK「香川照之の昆虫すごいぜ!」図鑑――人間よ、昆虫から学べ!(vol.1)』(カマキリ先生・NHK「昆虫すごいぜ!」制作班著、NHK出版)には、カマキリ先生こと香川照之の昆虫愛と、子供たちに昆虫の魅力を伝えようという情熱が溢れています。
「昆虫の姿から人の生き方を学ぼう!」と、カマキリ先生が呼びかけています。
●トノサマバッタ――
耳と気門の存在に気づかされました。一気に50m以上も飛ぶことができるそうです。オスとメスの違い、群生相、緑色型と褐色型についての説明も勉強になりました。
●モンシロチョウ――
オスとメスの見分け方、オスは翅から匂いを出していること、オスだけが吸水行動をする理由には驚かされました。
●オニヤンマ――
オスとメスの見分け方、交尾の方法、オニヤンマは小型・中型のトンボを捕食すること、扇風機を使うとオニヤンマを捕獲できることを学ぶことができました。