バレエが大好きなネズミのアンジェリーナのクリスマスの物語・・・【山椒読書論(634)】
【読書クラブ 本好きですか? 2021年12月18日号】
山椒読書論(634)
絵本『アンジェリーナのクリスマス』(キャサリン・ホラバード文、ヘレン・クレイグ絵、おかだよしえ訳、講談社)は、バレエが大好きなネズミのアンジェリーナのクリスマスの物語です。
「どの いえにも リースや クリスマスツリーが かざられて、とても たのしそうです。でも、1けんだけ くらくて さびしそうな いえが あります。アンジェリーナは、まどから そっと なかを のぞいて みました。だんろの まえに、ひとりの おじいさんが せなかを まるめて います」。
アンジェリーナ一家が、そのおじいさんにしてあげたこと、おじいさんがアンジェリーナら子供たちにしてくれたこと――。
ほのぼのとした気持ちにさせてくれる作品です。