一風変わっているが、英文解釈の実力を向上させるのに最適なテクスト・・・【情熱的読書人間のないしょ話(2568)】
【読書クラブ 本好きですか? 2022年4月29日号】
情熱的読書人間のないしょ話(2568)
カワラヒワ(写真1)が囀っています。クロアゲハの雄(写真2~4)をカメラに収めました。シロミミナグサ(セラスティウム・トメントサム。写真5、6)、シラン(写真7、8)、クルメツツジ(キリシマツツジ。写真9)が咲いています。我が家の庭では、ミヤコワスレ(写真12、13)、クルメツツジ(キリシマツツジ。写真14、15)が咲いています。
閑話休題、『越前敏弥の英文解釈講義――<クリスマス・キャロル>を精読して上級をめざす』(越前俊弥著、NHK出版)は、英文解釈の実力を向上させるのに最適なテクストです。
「語学力であれ、翻訳技術であれ、大きく向上させるための近道のひとつは、すぐれた文章に接してそれを隅々まで熟読することです。『クリスマス・キャロル』は200年近くにわたって全世界で読まれつづけていますが、それには確たる理由があることがわかるでしょう。3人の生徒といっしょに10回の勉強会に本気で参加してもらうことで、みなさんの英文読解力が一段と進化するきっかけになると信じています。『クリスマス・キャロル』勉強会にようこそ!」。
「この本は、『クリスマス・キャロル』の原文から10か所を選んで、注釈・全訳・解説をつけ、架空の生徒3人(翻訳学習者・大学生・高校生)とのやりとりやこぼれ話を付したものです」。
越前俊弥先生の教えを忠実に守り、この一風変わったテクストを用いて、英文読解に本気で取り組めば、きっと、自分でもびっくりするほどの実力が身に付くことでしょう――私はそう想像しています(笑)。