大前研一はChatGPTをどう受け止めているのか・・・【情熱的読書人間のないしょ話(3168)】
アトリの雌(写真1、2)、シロハラ(写真3)、ツグミ(写真4、5)、バン(写真6、7と8~10は別個体)をカメラに収めました。イロハモミジ(写真11~14)、メタセコイア(写真15)が紅葉しています。モミジバフウ(写真16~18)が紅葉し、実を付けています。
閑話休題、『大前研一 日本の論点2024~2025』(大前研一著、プレジデント社)で、とりわけ興味深いのは、「最新AI『ChatGPT』を開発した天才経営者が目指すのは『悪の帝国』か」の章です。
ChatGPTは――
「どんな質問や疑問にもほぼ答えてくれる」。「これまでのAIの反応・性能とは雲泥の差だ」。
「一人ひとりが優秀な秘書を抱えているようなもので、使いこなせば仕事の生産性は各段に向上する」。「将来は『今日の会議の内容をまとめて上司にプレゼンしたいので、パワーポイントで資料をつくって』といった使い方も可能になるに違いない」。
「現在、知りたい情報についてグーグルで検索をかけると該当するサイトが並ぶが、ChatGPTであれば知りたい情報を簡潔にまとめた形で回答してくれる。このままでは検索にグーグルが使われなくなってしまう」。
「とはいえ、ChatGPTのデビューは衝撃的だったが、おかしな回答が帰ってくるケースも多く、今後はネガティブな評価を受ける時期がしばらく続くだろう。いずれはそれを乗り越えて定着していくと予想するが、その間にグーグルがどこまで差を詰められるか。いずれにしても2023年はビジネスにおける『AIチャットボット戦争』元年になった」。
「ChatGPTについては、ビジネスへのインパクト以外にも語らなくてはいけない重要なテーマがある。それはテクノロジーの悪用だ」。「AIを悪用したり、軍事目的に活用する企業や人々の出現も考えられる」。