成果を上げる人に共通する思考法はクリティカル・シンキングだ・・・【情熱的読書人間のないしょ話(3213)】
ルリビタキの雄の若鳥と思われる個体(写真1)、アトリの雌(写真2~4)、アオジの雄(写真5~8)、シロハラ(写真9~11)、ツグミ(写真12)、羽ばたきするイカルチドリ(写真13~15)をカメラに収めました。ウメ(写真16、17)が見頃を迎えています。因みに、本日の歩数は11,607でした。
閑話休題、『結局、仮説で決まる。――思考を発散させて可能性を広げるクリティカル・シンキング』(柏木吉基著、日本実業出版社)によれば、問題解決や企画提案にとって、仮説はパソコンのOS、各手法はアプリケーションに相当するというのです。そして、成果を上げる人に共通する思考法はクリティカル・シンキングだと強調しています。
仮説が必要となるのは、「問題解決」あるいは「企画提案」を求められた場合です。
●問題解決=~を低減しなければならない、~が多くて困っている、~の問題を解消したい など
●企画提案=~を向上させたい、~を新規に開発したい、~を立ち上げたい、~を開始したい など
「問題解決」あるいは「企画提案」のプロセスは、STEP1=ゴール(目的や問題)を決める→STEP2=現状を細かく具体化して把握する→STEP3=要因を特定する→STEP4=結論(提案)をつくる――となります。
STEP2には「現状仮説」が、STEP3には「要因仮説」が、STEP4には「ストーリー仮説」が必要となります。
●現状仮説=現状を適切に把握するためには、どのような切り口でとらえるべきなのか?
●要因仮説=把握された現状の背景にある要因は、どのようなものがあるか?
●ストーリー仮説=結論を出すために必要な情報は何か? その情報は、どのようなプロセスで確認すべきか?
良い仮説は、「網羅性」と「論理性」が求められます。
●網羅性=▶すべてのリスクが考慮されている仮説 ▶限定的でなく、様々な前提や条件が考慮されている仮説
●論理性=▶解の方向性を絞るために有効な仮説 ▶みんなが納得できる仮説 ▶説明がつく仮説 ▶現実的で飛躍がない仮説
すごい発想をする人の思考法、それはクリティカル・シンキングです。
●ロジカル・シンキング(論理的思考)=物事の関係性や筋道を論理的に考える思考
●クリティカル・シンキング(批判的思考)=目の前のものを無批判に受け入れず、疑問や他の可能性についても考えようとする思考