やる気が出ないあなたを救う本・・・【続・リーダーのための読書論(6)】
やる気を取り戻す処方箋集
『やる気がなくて どうしようもない僕を 救ってくれる本>――ダメな日の「やる気」復活トレーニング』(午堂登紀雄著、WAVE出版)は、やる気が出ないとき、役に立つ処方箋集である。やる気が起きないことが多く、怠け者の著者は、どのようにして、失ったやる気を取り戻すことができたのか。自ら試みて効果のあった具体的な78の方法が簡潔に紹介されている。
著者が体験した方法論
大学卒業時にはどこにも就職できず、初めて就職した会計事務所も1年で首になった著者。素質も才能もなく、人見知りで引っ込み思案で口下手な著者。そんな著者が、米国公認会計士試験に1年半で合格できたのも、外資系経営コンサルティング会社で昇格しながら4年間勤めることができたのも、33歳の時、わずか1年で3億円の資産を形成できたのも、「やる気をマネジメントする技術を身につけることができたからだ」と言う著者の言葉は、説得力がある。
早速、実行してみよう
紹介されている方法の中で、私が実行したいと考えているものを挙げてみよう。
●やる気のいらない「やることリスト」を準備する。やる気が出ないときは、やる気がなくてもできることを片づけよう。●靴音を高く鳴らす。やる気が出ないときこそ、胸を張って、背筋を伸ばして、さっそうと歩くようにしよう。●「気がかり仕事を片づける日」をつくる。●「ご褒美」を決めてから走り出す。自分がワクワクする褒美に向かって頑張ろう。●天下の大ウソつきになる。「営業トップになって独立する」などと紙に書いて寝室に貼ろう。●コントロールできないことは、捨て去る。自分でコントロールできないことで悩むのは止めよう。●まわりの人を褒めてみる。●考えてはいけない人のブラック・リストをつくる。●「褒めメール」をイッキ読みする。●自分の応援団をつくる。●会社の寄生虫になる。知識、ノウハウ、人脈、経験など会社から盗めるものは全部盗んでしまおう。
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