戦国大名たちの経歴詐称を一刀両断・・・【情熱的読書人間のないしょ話(3247)】
【月に3冊以上は本を読む読書好きが集う会 2024年3月6日号】
情熱的読書人間のないしょ話(3247)
食べ物に興味がない私なのに、この年になって初めて食したASIAN KEBAB六本木店のケバブにずっぽりと嵌まってしまい、9カ月が経ちました(笑)。店主によれば、ケバブの味は香辛料のサフランが決め手とのこと。因みに、本日の歩数は11,152でした。
閑話休題、『戦国大名は経歴詐称する』(渡邊大門著、柏書房)では、戦国大名たちの経歴詐称が一刀両断にされています。
例えば、細川幽斎については、「幽斎の出自には謎が多く、はっきりしない点が多い。少なくとも幽斎は、純粋に細川氏の流れを汲むとは言い難いようだ」とバッサリ切り捨てられています。
徳川家康の松平氏については、「松平家といえば、漠然と三河の名家だと思われていたが、(従五位下・三河守の)叙位任官に際しての経緯からもわかるとおり、その出自については不明な点が多く、家康にとっても天下人の階段を登るうえで悩ましい問題だったようである」と述べています。
明智光秀については、「(名門の土岐明智氏出身とされてきたが)土岐明智氏と光秀をつなぐ根拠は乏しいといえよう。・・・光秀の前半生に関しては非常に謎が多く、その出自を探るのは極めて困難である」と匙を投げています。