アメリカは巨額の米国債を踏み倒して没落するというのは、本当か・・・【情熱的読書人間のないしょ話(3645)】
【読書の森 2025年3月29日号】
情熱的読書人間のないしょ話(3645)
『米国債の巨額踏み倒し(デット・リストラクチュアリング)で金融統制が来る』(副島隆彦著、徳間書店)には、恐ろしいことが書かれています。
著者の恐ろしい予測・主張を私なりに整理すると、こうなります。
●アメリカの国家財政と金融市場は、もうボロボロ状態である。
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●アメリカは既発行の米国債を踏み倒して没落する(アメリカが世界中に押し付けている米国債の残高は約50兆ドル<約7000兆円>。そのうちの30%を日本が引き受けている)。
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●ドル覇権が崩壊する(ドル基軸通貨体制が終わる)。
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●中国を中心としたBRICS(グローバルサウス)の通貨体制が受け皿となる。
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●日本でも金融統制が実施される(その対策として金<ゴールド>を買っておくべきだ)。
経済予測ほど難しいものはないが、米国債を所有している私としては、著者の予測が外れることを祈るや切。