榎戸誠の情熱的読書のすすめ -3つの読書論・ことばのオアシス・国語力常識クイズ(一問一答!)-

悩まず、いい選択ができる思考法が、本当にあるのか・・・【情熱的読書人間のないしょ話(3833)】

【読書の森 2025年9月20日号】 情熱的読書人間のないしょ話(3833)

植物観察会に参加しました。ヌルデ(写真1)が咲いています。ネムノキ(写真2)、ウワミズザクラ(写真3)、ムクノキ(写真4)が実を付けています。ニラでキタキチョウが吸蜜しています(写真5)。不鮮明だが、オンブバッタの雄と雌(写真6、上が雄)、雌(写真7)、クルマバッタモドキ(写真8)、ツチイナゴ(写真9)、ダイサギ(写真10)、アオサギ(写真11)をカメラに収めました。

閑話休題、『悩まず、いい選択ができる人の頭の使い方』(小川仁志著、アスコム)から、多くの気づきを得ることができました。

●選択の本質は「正解を選ぶこと」ではない。

●「そうだ、これこそ私が本当に望んでいたものだ!」という「納得感」を得るための2つの段階
①考え方を変える。
②新しい選択肢を作り出す思考法を身につける。

●「哲学を使った選択思考」が「意思決定の質」を上げる。

●哲学を使った選択思考で、あなたはこう変わる!
①自分だけの「選択基準」ができる。
②迷いが晴れ、決断が速くなる。
③心から納得できる「答え」が見つかる。
④ブレない「自分軸」で生きられる。
⑤選択するたびに、人生が豊かになる。
⑥新しい選択肢と可能性が手に入る。

●「哲学を使った選択思考」のプロセス
①核となるワードを一つ選ぶ(本質をシンプルな一語に集約する)。
②自分なりに定義する。
③あらゆる角度から自分の定義を疑う。
④視点を変える(人間以外になって考えてみる)。
⑤再構成・再定義する(考えを、より良い形に組み直す)。
⑥コンセプト化する(新しい定義に新しい名前をつける)。
⑦新コンセプトを基準に、いい選択をする。

●いつも、悩まず、「いい選択」ができる人が大事にしていること
①悩むのではなく考える。
②最後は自分で決める。
③ファイナルアンサーだと考えない。

●「先延ばし」、「時間のムダ」から卒業しよう。

●成功と幸福はイコールではない。

●「自分の強み」を活かして選択し続けよう。

本書の後半では、「人生」、「キャリア」、「生きがい」、「お金」、「家族」という5つのテーマについて、哲学を使った選択思考の応用例が示されています。