落語は人間の失敗図鑑てなことを申しますが・・・ ・・・【情熱的読書人間のないしょ話(3845)】
【読書の森 2025年10月2日号】
情熱的読書人間のないしょ話(3845)
早朝の霧(写真1~7)。エゾビタキ(写真8~12)が吸水するところを目撃しました。我が家の庭師(女房)から、我が家でも遅蒔きながらヒガンバナ、シロバナマンジュシャゲが咲き出したわよ、との報告あり(写真14)。
閑話休題、『教養としての落語』(立川談慶著、だいわ文庫)のおかげで、落語に親しみを感じるようになりました。
●落語は人間の失敗図鑑
●最重要人物「与太郎」は哲学的側面をもつ「愛されキャラ」
●人情噺の大定番! 「芝浜」
それまでの「良妻賢母型のよくできた妻」から現代風の「夫についた嘘を悩み続けたかわいらしい妻」へと、描写を大胆に変えた立川談志。「このように時代に沿ったアレンジによって、鮮やかによみがえったり、輝きを増したりするところが『古典落語』の凄さなのです」。
●落語は「庶民の娯楽」、講談は「武士の講義」
●古典落語に「忠臣蔵」がないワケ
言及されている、討ち入りに「参加しなかった」、もしくは「参加できなかった」不忠義な浅野の家臣19人を描いた、井上ひさしの連作集『不忠臣蔵』を読みたくなってしまいました。
●さまざまな難問に直面している現在の日本が豊かな精神生活を保つためには、江戸文化や、落語の笑いに学ぶべきではないか