ヴァージニア・ウルフの書き出しの巧みさに脱帽!・・・【情熱的読書人間のないしょ話(3976)】
ヒバリ(写真1、2)、タヒバリ(写真3)、ツグミ(写真4,5)、シロハラの雄(写真6、7)、アオジの雌(写真8)、カワセミの雄(写真9~11)、シメ(写真12、13)をカメラに収めました。因みに、本日の歩数は15,363でした。















閑話休題、『ヴァージニア・ウルフ エッセイ集』(ヴァージニア・ウルフ著、片山亜紀編訳、平凡社ライブラリー)のおかげで、ヴァージニア・ウルフが若い時から晩年に至るまで、どういうことを考えていたのかが、よく分かりました。
本筋からは逸れるが、私が舌を巻いたのは、ウルフの書き出しの巧みさです。
●二人の著名な作家が、サウス・ダウンズの頂上で、フランスから聞こえてくる大砲の音を描写した。
●この戦争は、頑強だと思われていた階級間の壁を崩しつつあると人は言う。
●メチム氏は、この戦争の歴史が私たちの視点から書かれていない、今後も書かれることはないだろうというとても重要な事実を発見した。
●もしも私にお金と時間があったら、『ネイション』誌七月十日号の「旅人」の文章を読みしだいリージェント・ストリートに直行し、白鷺の羽毛飾りを買って帽子に挿すだろう――うしろに挿すのか、前に挿すのかわからないが。
●この部屋にいらっしゃるみなさんの中で、小説を書いたとか、書こうとしたとか、あるいは書けなかったとか、そんな軽率な真似をしたことがあるのは私だけかもしれませんし、たぶんそのほうが望ましいのかもしれません。
●私たちの内部に未開人は存在しない、文明は最後の燃えかすの状態にあり、あらゆることはすでに言われ、野心的になるには遅すぎると人は言う。
●たぶん、だれも一本の鉛筆に熱い思いを寄せたことなんてないだろう。
●働く女たちの文集にはしがきを寄せてほしいというあなたのご依頼に、どんな本にも、はしがきを寄せるくらいなら溺れ死んでしまうほうがいいですと私は答えました。
●作家とは、机の前に座り、できる限り集中して何らかの物体を見据えている人――この比喩をちょっと眺めてみると、私たちが道を歩いていく助けになるかもしれません。
いつの日か、こういう書き出しが書けるようになりたいものですね。
