榎戸誠の情熱的読書のすすめ -3つの読書論・ことばのオアシス・国語力常識クイズ(一問一答!)-

自然に恵まれた散策コースが、我が家から歩いていける所にある幸運に感謝・・・【山椒読書論(715)】

【読書クラブ 本好きですか? 2022年6月26日号】 山椒読書論(715)

私の気に入りの散策コースの一つである「こんぶくろ池自然博物公園」では、「こんぶくろ池」、「弁天池」、「トンボ池」、「ふじ池」を擁する湿地帯の植物群落、動物を観察することができます。

市民の力で湧水自然を守る・柏市こんぶくろ池物語』(NPO法人こんぶくろ池自然の森とアドバイザー会議著、千葉日報社)には、「湿地には氷河期時代の植物であるズミがあり、ヌマガヤ、コムラサキ、ウメモドキ、ワタラセツリフネソウなどの植物が自生しています。樹木はハンノキ、コナラ、クヌギ、サワフタギ、ゴンズイ、ミズキ、コブシ、スギ、ヒノキ等があり、動物ではノウサギ、タヌキ、イタチなどが生息しています」と記されています。

こんぶくろ池――池についてのむかし話』(こんぶくろ池保存の会編、柏市教育委員会)には、「こんぶくろ池のわけ」、「こんぶくろ池のたたり」、「早川新平と蛇の化身」、「大蛇の逢いびき」、「底なしの池」、「大蛇のお産」などの民話や言い伝えが収録されています。

こんな自然に恵まれた散策コースが、我が家から歩いていける所にある幸運に感謝しています。