榎戸誠の情熱的読書のすすめ -3つの読書論・ことばのオアシス・国語力常識クイズ(一問一答!)-

花が白バックで正面から撮影されているので、見分け易い花の図鑑・・・【情熱的読書人間のないしょ話(425)】

【amazon 『花――小学館の図鑑NEO』 カスタマーレビュー 2016年6月21日】 情熱的読書人間のないしょ話(425)

散策中に見つけた花の名前がなかなか分からず気にかかっていましたが、ある図鑑のおかげでその名を突き止めることができ、気分がすっきりしました。ナスによく似た薄紫色や白色の花を咲かせているのは、ワルナスビだったのです。そして、ユリに似た黄色い花を付けているのはキスゲ(ユウスゲ)でした。因みに、本日の歩数は10,691でした。

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その図鑑は『』(多田多恵子監修・執筆、大作晃一・亀田龍吉写真、小学館の図鑑NEO)です。

いろいろな植物図鑑が出版されており、ネットで植物の名前を調べることも可能ですが、この図鑑の最大の特徴は、●野生種だけでなく、園芸種も掲載されている、●最新のDNA分類に従って並べられている、●花が白バックで正面から撮影されているので、私たち素人でも見分け易い――の3点です。

例えば、ワルナスビは「近年ふえている外来種(ヨーロッパ原産)です。毒あり。全体にするどいとげ」、キスゲ(ユウスゲ)は「花は夕方にさき、よい香りがします。ガが花粉を運びます」と説明されています。キスゲの脇には、ニッコウキスゲが配置され、「尾瀬や霧ヶ峰などに群生します。昼にさいてアゲハがおとずれます」と記されています。

散策中に季節の移ろいの一瞬を捉えた写真を撮ることを心がけている関係で、景色、野鳥、昆虫だけでなく、植物も撮影することが増えてきています。もっと早くこの図鑑に出会っていればよかったのにと悔しい思いをしています。