読書する人、しない人・・・【情熱的読書人間のないしょ話(247)】
都内で専門医と打ち合わせ、銀座の書店巡り、日比谷図書館、日比谷公園、そして、夜ゼミ(MR勉強会)の忘年会――と、充実した一日でした。日比谷公園のヤマモミジ、ニシキギの紅葉、イチョウの黄葉は今が盛りです。因みに、本日の歩数は21,153でした。
閑話休題、『本の「使い方」――1万冊を血肉にした方法』(出口治明著、角川新書)を読んで、著者の読書に対する考え方、行動と私のそれがかなり一致していることが分かり、ホッとしました。
「まとまった知識は、本から得る。直近のニュースは、新聞で得る。そして、百科事典の代わりにインターネットを使う。それが私の基本的な使い方です」。
「本を読む人が少なくなると、既得権者や為政者が支配しやすい社会ができ上がると思います。本を読まないと、教養が身に付きません。教養が身に付かないと、自分の頭で考えることができなくなります。支配する側や、商品・サービスを一方的に供給する側にとっては、自分の頭で考える習慣のないリテラシーの低い人ほど扱いやすい」。
「本が増えては困るので、最近はもっぱら図書館を利用しています。新聞の書評を読んで無性に読みたくなる本が見つかったら、パソコンで図書館にリクエストを出します。いまは3つの図書館を利用していて、リクエストしている本が、常時、10~20冊ぐらいあります。ですが、『何十人も待っている方がいるので、出口さんに順番が回るのは、かなり先になりますよ』となれば、さすがにそこまでは待てませんから、書店やインターネットで購入します」。私の場合は、散策途中で2つの図書館に寄り、リクエストするようにしています。
著者は、本書の中で多くの書籍を推薦していますが、その中の『自分のアタマで考えよう』(ちきりん著、ダイヤモンド社)と『クビライの挑戦――モンゴル海上帝国への道』(杉山正明著、朝日新聞出版)を無性に読みたくなってしまいました。