榎戸誠の情熱的読書のすすめ -3つの読書論・ことばのオアシス・国語力常識クイズ(一問一答!)-

電柱に巣を作るのは、ハシブトガラスではなく、ハシボソガラスだ・・・【情熱的読書人間のないしょ話(890)】

【amazon 『ガラスと人の巣づくり協定』 カスタマーレビュー 2017年9月24日】 情熱的読書人間のないしょ話(890)

利根運河シアターナイト2017「Become A Bridge」の舞台となる運河は、イルミネーションで彩られています。アブラコウモリが飛び回っています。因みに、本日の歩数は10,825でした。

閑話休題、『カラスと人の巣づくり協定』(後藤三千代著、築地書館)には、カラスに関し、興味深いことが記されています。

「本書は、さまざまあるカラス問題の中で、『カラスはなぜ電柱にたくさんの巣をつくるのか』という問いに対して、カラスを追いかけて聞きとった返事を彼らに代わって述べたもの、といえるかも知れない。視点を変えることで長年の営巣問題の解決の糸口になれば幸いである」。

興味深いことの第1は、カラスが電柱に巣を作ることで私たちが被害を受けるケースが多数あるということ。

その第2は、電柱に巣を作るカラスは、ハシボソガラスであり、一方のハシブトガラスは樹木に巣を作るということ。なお、ハシボソガラスは樹木にも巣を作ります。

その第3は、電柱のハシボソカラスの巣を撤去するという従来の方法は逆効果で、被害を受けない場所に人工巣を設置する対策が有効だということ。