榎戸誠の情熱的読書のすすめ -3つの読書論・ことばのオアシス・国語力常識クイズ(一問一答!)-

東西東西、落語の初心者には、またとない入門書でござーい・・・【情熱的読書人間のないしょ話(1412)】

【amazon 『みんなが好きな落語家』 カスタマーレビュー 2019年3月2日】 情熱的読書人間のないしょ話(1412)

カワヅザクラが薄桃色の花を咲かせています。ツバキカンザクラが薄桃色の花を咲かせ始めました。青空に映えるのは、咲き始めたばかりのシュゼンジカンザクラの薄桃色の花です。フサアカシア(ミモザ)が黄色い花を咲かせ始めました。ウメも頑張っています。夕刻から、イーピーメディカル時代の仲間たちと楽しい一時を過ごしました。因みに、本日の歩数は19,017でした。

閑話休題、『みんなが好きな落語家――いまライブで聴ける』(朝日新聞出版編、朝日新聞出版)では、2013年8月時点の、落語ファンと大学落語研究会の学生による「わたしの好きな落語家」の投票結果が、江戸編と上方編に分けて発表されています。

江戸編のベスト10は、①立川志の輔、②春風亭小朝、③柳家小三治、④春風亭昇太、⑤三遊亭円楽、⑥立川談春、⓻桂歌丸、⑧立川志らく、⑨柳家喬太郎、⑩三遊亭小遊三――となっています。

上方編のベスト10は、①六代・桂文枝、②笑福亭鶴瓶、③桂ざこば、④笑福亭仁鶴、⑤桂文珍、⑥桂南光、⓻桂春團治、⑧桂吉弥、⑨桂雀々、⑩月亭八方――となっています。

ビギナーへのお薦めCDが挙げられています。立川志の輔は、駅員は大変!「みどりの窓口」。春風亭小朝は、小朝流人物伝落語「越路吹雪物語」。柳家小三治は、骨を釣ろうと大騒ぎ「野晒し」。春風亭昇太は、犬の気持ちは?「愛犬チャッピー」(本&CD)。三遊亭円楽は、先代から引き継ぐ人情噺「藪入り」。立川談春は、男の純情にほだされる「紺屋高尾」。桂歌丸は、怪談噺のセルフパロディ「お化け長屋」。立川志らくは、江戸っ子の人情噺「人情八百屋」。柳家喬太郎は、寿司名人の伝説とは?「寿司屋水滸伝」。三遊亭小遊三は、これぞ真骨頂「大工調べ」。

六代・桂文枝は、幕末のスポーツ親交「ゴルフ夜明け前」。笑福亭鶴瓶は、高校の恩師にまつわる私落語「青木先生」。桂ざこばは、タダ酒を飲みたい!「子ほめ」。笑福亭仁鶴は、臨場感を感じる「道具屋」。桂文珍は、老いを笑え!「老婆の休日」。桂南光は、腐った豆腐はどんな味?「ちりとてちん」。桂春團治は、書いては抹消「代書屋」。桂吉弥は、道楽息子に怒る父「親子茶屋」。桂雀々は、釣りの番で金儲け?「夢八」。月亭八方は、センターは誰?「AKO47」。

東西東西、落語の初心者には、またとない入門書でござーい。