石畳の古道好きには堪らない、熊野のウォーキング・ガイドブック・・・【情熱的読書人間のないしょ話(1681)】
【amazon 『歩いて旅する熊野古道・高野・吉野』 カスタマーレビュー 2019年11月23日】
情熱的読書人間のないしょ話(1681)
過日、写したポスターが、なぜか気に懸かります。
閑話休題、私は石畳の古道に心惹かれます。ウォーキング・ガイドブック『歩いて旅する熊野古道・高野・吉野――世界遺産の参詣道を楽しむ』(春野草結著、山と溪谷社)には、私好みの石畳の古道がいくつも登場します。
伊勢路の船津~尾鷲の石畳道は、熊野古道屈指のものです。「馬越峠への登りは趣ある石畳の道が続く」。
尾鷲~三木里は、西国第一の難所と恐れられた八鬼山越えです。「七曲がり手前の石畳」、「九木峠手前にある蓮華石と烏帽子石」が目を惹きます。
三木里~新鹿は、猪垣に目を奪われながらの峠越えになります。「羽後峠登り口へと向かう道には見事な猪垣が続く」。
中辺路の本宮周辺の温泉も魅力的です。「渡瀬温泉の大露天風呂」に浸かってみたくなりました。数十年前の新婚旅行で、渡瀬温泉の近くの湯の峰温泉に泊まったことを懐かしく思い出しました。
新宮~那智大社は、熊野三山の二社を結ぶ中辺路の締めくくりに当たります。苔生した「高野坂下りの石畳」も歩いてみたい石畳です。