榎戸誠の情熱的読書のすすめ -3つの読書論・ことばのオアシス・国語力常識クイズ(一問一答!)-

昆虫の世界の不可思議さを、改めて思い知らされる大型写真集・・・【情熱的読書人間のないしょ話(1779)】

【amazon 『世界でいちばん変な虫』 カスタマーレビュー 2020年2月27日】 情熱的読書人間のないしょ話(1779)

ハーデンベルギア・ヴィオラセアが紫色の花、白い花を付けています。新宿御苑が作出したセロジネ・メモリア・オカミが白い花を咲かせています。因みに、本日の歩数は10,404でした。

閑話休題、『世界でいちばん変な虫――珍虫奇虫図鑑』(海野和男写真・文、草思社)には、奇妙奇天烈な昆虫たちが全員集合しています。

●カーニバルの仮面をかふって、目立ちすぎ――カメンバッタ。「まるでカーニバルの『仮面』をかぶっているようなド派手なバッタ」。

●なぜ、「相撲取り」の顔をしているのか――ジンメンカメムシ。「頭部を下にして背中を見てみると、その模様がまるで相撲取りの顔のように見える変なやつだ」。

●マニア垂涎、この美しい色と模様――ミイロタテハ属。「アグリアスとも呼ばれる南米に棲むミイロタテハは、世界で最も美しく、なおかつ、最も珍しいチョウといわれる。およそ9種に分類されることが多いが、同じ種類でも地域によって個体変異が大きく、そのそれぞれに名前がついている。そのどれもが美しい色と模様をしている」。

●88とか89とかいうのは何の数字か――ウラモジタテハ属。「後翅の裏面には88や89の数字のように見える模様がある」。

●「森の宝石」は、すりつぶしてもムダ――ゴウシュウキンイロコガネ。「体全体に金箔を貼ったような、まさに金ぴかの虫で、すりつぶしたら金や白金がとれそうだと思わず思ってしまうほどだ」。

●立派な天狗の鼻は何のため?――テングビワハゴロモ属。「その天狗のような長い突起が珍虫足るゆえんだが、ふだんは前翅に隠れて見えない後翅の派手さも見逃せない。飛んでいても、その派手さんが目立つ」。

●「ありえない虫」のなかでも、とびきりの突起――ヨツコブツノゼミ。「正面から見ると、角に4つのコブがついているように見える」。

●キリンのように長い首で闘う――キリンクビナガオトシブミ。「オスの首は胴の長さよりも長い」。

●これは苔ではない、キリギリスなのだ――サルオガセギス・「食べ物の植物に似ることで、そこから動く必要もなく安全に暮らせるので、このような素晴らしい擬態が生まれたのだろう」。

●この大きな赤い肉角が不気味だ――アカエリクロギリス。「肉角は赤で、黒い体との対比でよく目立つ」。

●潜望鏡のように異様に飛び出した眼――シュモクバエ。「眼は、頭から出ている枝状の長い角のような突起の先端に付いている。オスはとくに突起が長い」。

●お尻も顔があり、後ろ向きに歩く――ウシロムキアルキ。「お尻に触角のようなヒゲがあり、愛くるしい目玉みたいな模様がある。このために、お尻が頭に見えるのだ。なんと、歩くときもたいていは『後ろ向きに歩く』、つまり尻を先頭にして歩くのだ。『ヒロズアシブトウンカの仲間』では味気ないから、『ウシロムキアルキ』と勝手に名づけた。枝の先まで行ってしまったりすると、今度はそのままバックで、いや、前進で歩き出す。前にも後ろにも自由自在に歩くから滑稽だ」。

昆虫の世界の不可思議さを、改めて思い知らされる大型写真集です。