世代間ギャップを乗り越えてコミュニケーションを取る方法・・・【情熱的読書人間のないしょ話(2686)】
ホウキギ(ホウキグサ、コキア。写真1)の緑の苞葉が目を惹きます。ショウジョウソウ(赤いのは苞葉。写真2、3)、ルリヒエンソウ(写真4)、ノシラン(写真5、6)、イヌタデ(アカノマンマ、アカマンマ。写真7)が咲いています。アオバハゴロモ(写真8~10)、ニホンカナヘビ(写真11)をカメラに収めました。
閑話休題、『Z世代・さとり世代の上司になったら読む本――引っ張ってもついてこない時代の「個性」に寄り添うマネジメント』(竹内義晴著、翔泳社)には、世代間ギャップを乗り越えてコミュニケーションを取るにはどうしたらよいかが提示されています。
●日本における世代の区分
▶団塊世代(1947~1949年生まれ)
▶新人類世代(1950年代後半~1964年生まれ)
▶バブル世代(1965~1969年生まれ)
▶就職氷河期(団塊ジュニア)世代(1970~1982年前後生まれ)
▶ゆとり・さとり世代(1987~2004年前後生まれ)
●欧米における世代の区分
▶X世代(1965~1980年頃生まれ)
▶Y世代(1980~1996年頃生まれ)
▶Z世代(1996年頃生まれ~)
●著者による世代の区分
▶ベテラン世代(おおむね50代~)
▶中堅世代(おおむね30代・40代)
▶若手世代(おおむね20代)
●世代間ギャップの正体
①情報伝達の手段が変わった
②マネジメントの構造が変化した
③精神論が通用しなくなった
④心が動くポイントが変化した
「若手世代にとっては『心が動くポイント』が『お金』や『モノ』ではなくなってきています。『共感』が人を動かす原動力になってきています」。
●具体的なアドヴァイス
▶よい関係を「きずく」には、ギャップに「きづく」ことから
▶つい、自分の解釈を相手にも求めてしまう。相手の価値観はいったん受け取り、自分の外に置いておこう
▶コミュニケーションギャップは、質問によって改善できる
▶相手と信頼関係を築くためにも、まず話を「する」側から「聞く」側に回ろう
▶ホウレンソウ(報告・連絡・相談)よりザッソウ(雑談・相談)
▶質問する――問いと確認で、相手の話を深掘りする
▶いい質問が、相手との信頼関係の向上をもたらす
▶「理想が10なら、今どのくらい?」のように、「数値化」を使うと、質問に流れをつくりやすい
▶リフレーミング(捉え方の枠組み<フレーム>を変えること)には「○○のおかげで」「○○だからこそ」など枕ことばを使おう
▶問題を解決したいなら、「なぜ?」ではなく「どうすれば?」で問いかけよう