榎戸誠の情熱的読書のすすめ -3つの読書論・ことばのオアシス・国語力常識クイズ(一問一答!)-

写真は構図にはじまり、構図に終わる・・・【情熱的読書人間のないしょ話(2973)】

【読書クラブ 本好きですか? 2023年6月7日号】 情熱的読書人間のないしょ話(2973)

ルドベキア・ヒルタ(写真1、2)、ペチュニア(ツクバネアサガオ。写真3)、カラー(写真4)、ガクアジサイ‘ダンス・パーティ’(写真5)、セイヨウキョウチクトウ(写真6)が咲いています。アガパンサス(写真7)が蕾を付けています。タマネギ(写真8)が干されています。我が家の庭師(女房)が、庭の隅でオオカマキリの卵鞘(写真9)を見つけました。因みに、本日の歩数は13,283でした。

閑話休題、『上手い写真は構図が9割――センスや感性ゼロからでもすぐに上達!』(河野鉄平著、玄光社)では、初級から上級までの撮影術が惜しげもなく披露されています。

「写真は構図にはじまり、構図に終わる。そう言っても過言ではないほど、写真撮影において構図は壮大なテーマです。ちょっと見方を変えるだけで、入れ込む要素を変えるだけで、同じ場面を撮っていても、異なる印象をわたしたちに抱かせてくれます。構図は写真をより魅力的に見せてくれるテクニックであるとともに、新たなものの見方を提示してくれる、発見力につながる要素でもあるのです」。

●構図の良さは写真の面白さに直結します。魅力的な写真は、大抵構図も魅力的です。
●構図の模索は画面内の整理だけを指すのではなく、「表現したい事柄に合わせて」、最適な画面構成を絞りやシャッター速度、色合いなどの写真的要素と組み合わせながら、トータルに考え模索していく行為だからです。
●フレーミングとは、画面の中に「収まりよく要素を入れ込む方法」を考える作業。構図を吟味することは、フレーミングをも取り込んで、より深く総合的に画面内の要素を考えていく作業です。
●構図の良さはフットワークの軽快さに直結します。フットワークが優れていると、視野が広がり、視点も増えます。写真にしたい事柄もより明確になり、表現したいことをしっかり構図に落とし込むことが可能になります。構図を探る作業は、フットワークを通じてのみ深められる、そう言っても過言ではありません。
●構図の組み立ては要素の少ないところからスタートするのがおすすめです。あまり最初から被写体を入れ込むのではなく、最小限の要素から少しずつ増やしていくのです。そういった意味では、主題を決め、そこに副題を加えていくワークフローは、その典型例と言えます。また、構図パターンは主題や副題に対して適用するものが多いです。この点においても主題と副題を意識する姿勢はとても大事なのです。
●主題と副題によって表現されるストーリーは撮影者の個性とも受け取れます。同じ被写体を同じ場所で撮っても異なる印象の写真になるのは、撮影者の個性がみな異なるからであり、ストーリーの組み立て方や見方がそれぞれに存在するからです。主題と副題の決定からはじまるストーリーにこそ、構図的な個性を引き寄せる魅力を含んでいるのです。

上級者を目指す人には、本書の豊富な具体例が大いに参考になるでしょう。

絞りもシャッター速度も考慮せずに、デジカメのAUTOで毎日、野鳥・昆虫・植物・景色・名所旧跡などを400枚ほど撮影する私の場合は、専らフレーミングとフットワーク頼りの段階に止まっています(汗)。