君からのメールがなくていまこころ平安京の闇より暗し･･･【情熱的読書人間のないしょ話（3238）】
【月に3冊以上は本を読む読書好きが集う会 2024年2月27日号】
情熱的読書人間のないしょ話（3238）
カワウ（写真1、2）、キジバト（写真3）をカメラに収めました。ヨコハマヒザクラ（写真4、5）、ジンチョウゲ（写真6、7）が咲いています。強い風が吹いていても、我が家の庭の餌壇「空中楽園」にはメジロ（写真8～10）が、「カラの斜塔」にはシジュウカラ（写真11）、スズメ（写真12）がやって来ます。庭の片隅ではキズイセン（写真13）が咲いています。
閑話休題、『シン・短歌入門――NHK短歌』（笹公人著、NHK出版）は、短歌を巡るQ＆A集です。初級編、中級編、上級編と段階別に学べるように工夫されています。
著者の自選歌の中で印象に残ったものを挙げてみましょう。
●修学旅行で眼鏡をはずした中村は美少女でした。それで、それだけ
●逆三角にきらめく冬の星群をクレオパトラの下着座と呼ぶ
●君からのメールがなくていまこころ平安京の闇より暗し
●信長の愛用の茶器壊したるほどのピンチと言えばわかるか
●浜辺には力道山の脱ぎ捨てしタイツのようなわかめ盛られて
●まるまると太ったヤブ蚊飛んできてガダルカナルからきたと囁く
●「ゆるす」というたった3文字のパスワード忘れていたね 朝焼けの窓
●もし君がキエーーと奇声あげながらヤシの実割ったとしても 好きだよ。
●浅き眠りの父を傍（かたえ）に読みふける介護の歌なき万葉集を
●サイゼリヤの壁で抱き合う小天使（エンゼル）がわんぱく相撲に見えるまで飲む