榎戸誠の情熱的読書のすすめ -3つの読書論・ことばのオアシス・国語力常識クイズ(一問一答!)-

言っておきますが、骨だらけです。・・・【情熱的読書人間のないしょ話(3434)】

【読書の森 2024年9月7日号】 情熱的読書人間のないしょ話(3434)

キタテハ(写真1~3)、アオイトトンボの雄(写真4)、コノシメトンボ(写真5)をカメラに収めました。ノシラン(写真6、7)、ツリガネニンジン(写真8)、サフランモドキ(学名:ゼフィランサス・カリナタ。写真9)が咲いています。我が家の庭師(女房)から、ホトトギス(写真10)が咲き始めたわよ、との報告あり。

閑話休題、『1行バカ売れ』(川上徹也著、角川新書)の著者は、相手の心に火をつける1行を書いたり話したりできる能力のことを、「キャッチコピー力」と呼んでいます。

ビジネスでは、商品や商品に関わった人にまつわる「物語」を訴求して、付加価値をつけることが必要です。この「物語で売る」ときに重要なのが「キャッチコピー力」なのです。

本書には、「キャッチコピー力」を磨く方法が具体的に示されています。

私にとって、とりわけ印象的なキャッチコピーの実例を挙げてみましょう。

●本屋ですが、ベストセラーはおいてません。 (書店)

●香りは男の武器になる。 (男性用フレグランスボディスプレー)

●あなたの口臭がわかる方法 (舌専用ブラシ)

●芸能人は歯が命 (薬用成分配合歯みがき)

●言っておきますが、骨だらけです。 (桜鯛のかぶと揚げ)

●エイビスはレンタカー業界で2位にすぎません。なのになぜ利用する理由があるのでしょう? (レンタカー会社)

●「もっと若い時に読んでいれば・・・」 そう思わずにはいられませんでした。 (文庫本のPOP)

●同情するならカネをくれ (テレビドラマの台詞)

●あした世界が終わる日に一緒に過ごす人がいない。 (表紙を隠した本のフェアのフレーズ)

●4時間の家出 仇討ちツアー (ツアー)

コピーライターでなくても、ビジネスパースンでなくても、キャッチコピー力があなたの人生を変えるかも。