なぜか波長が合う斎藤美奈子の書評集・・・【情熱的読書人間のないしょ話(3404)】
【読書の森 2024年8月8日号】
情熱的読書人間のないしょ話(3404)
針葉樹林では、ヒグラシの大合唱に迎えられました。ミンミンゼミの雄(写真1~3)、ノシメトンボ(写真4)、ジャノメチョウ(写真5。6)、サトキマダラヒカゲ(写真7)、ツチイナゴの幼虫(写真8、9)をカメラに収めました。ヘクソカズラ(写真10)、キツネノカミソリ(写真11、12)が咲いています。マンネンタケ(別名:レイシ。写真13、14)が生えています。因みに、本日の歩数は11,790でした。
閑話休題、なぜか波長が合う斎藤美奈子の書評を読んで手にした本が外れとがっかりした経験がありません。「読書をしていて何より興奮するのは、知らなかった事実に出会ったとき、あるいはそれまでの価値観がひっくり返されたときである」。著者のこの述懐は、私のそれとぴったり一致しています。
読書代行業の気分で書いたという『あなたの代わりに読みました――政治から文学まで、意識高めの150冊』(斎藤美奈子著、朝日新聞主版)のおかげで、読みたい本が6冊も見つかりました。
●『憲法の無意識』(柄谷行人著)――現在の憲法の下での自衛隊員は、徳川時代の武士に似ています
●『吠えない犬』(マーティン・ファクラー著)――安倍政権のおよそ8年間は、日本のメディアが崩壊していく8年間だった
●『沖縄から貧困がなくならない本当の理由』(樋口耕太郎著)――沖縄問題とは、濃縮された日本問題である
●『[実践]小説教室』(根本昌夫著)――テーマさえ見つかれば、小説を書くことは、いつ始めても遅くありません
●『1行バカ売れ』(川上徹也著)――言っておきますが、骨だらけです
●『コンビニ断ち脱スマホ』(黒沢大陸著)――できたら、ネットは1日1時間にしたい