榎戸誠の情熱的読書のすすめ -3つの読書論・ことばのオアシス・国語力常識クイズ(一問一答!)-

書評を書こうと努めたが・・・ ・・・【情熱的読書人間のないしょ話(3471)】

【読書の森 2024年10月10日号】 情熱的読書人間のないしょ話(3471)

コスモスが咲いています。

閑話休題、かつて、2017年に出版された金井美恵子の『カストロの尻』の書評を書こうとしたが、どうしても書けなかった経験があるので、再挑戦する気持ちで、金井19歳時の処女作『愛の生活』(短篇集『愛の生活』<金井美恵子著、筑摩書房>所収)を読んでみました。

<金井美恵子の『愛の生活』は、彼女の独特な文体と深い心理描写が特徴的な作品です。この小説は、主人公の「わたし」が日常生活の中で感じる不安や吐き気を通じて、現実と向き合う姿を描いています。特に注目されるのは、主人公が頻繁に感じる「吐き気」の描写です。この吐き気は単なる生理的な反応ではなく、主人公の内面的な葛藤や不安を象徴しています。例えば、歯を磨くときや食事をするときに感じる吐き気は、彼女の精神状態を反映していると言えます。また、金井美恵子の文体は非常に緻密で、長いセンテンスが続くことが多いです。この文体は、読者に対して圧倒的な密度と深い没入感を与えます。そのため、読者は主人公の感情や思考に深く共感することができます。全体として、『愛の生活』は、日常の中に潜む不安や葛藤を鋭く描き出した作品であり、金井美恵子の文学的才能を存分に感じることができる一冊です>。

上記は、生成AIのBing に「金井美恵子の『愛の生活』をどう書評しますか?」と質問したのに対する回答です。

なるほど、世の中には、そういう見方もあるのかと思いました。気を取り直して、私なりの書評を書こうと努めたが、どうしても書けませんでした。どうも、この作家とは相性がよくないようです。