オウムやインコは、好き・嫌いの感情を持ち、それを隠さず表現する・・・【情熱的読書人間のないしょ話(3524)】
【読書の森 2024年11月30日号】
情熱的読書人間のないしょ話(3524)
紅葉・黄葉観察会に参加しました。ゴヨウマツ(写真1)、コナラの実生(写真2)、サルトリイバラ(写真3)、ススキ(写真4)、オギ(写真5)、スズメウリ(写真6)、ワルナスビ(写真7)、シロヨメナ(写真8)、ノハラアザミ(写真9)、センボンヤリ(写真10)、アオサギとマガモの雄、雌(写真12)、カワウ(写真13)、カイツブリ(写真14、15)、セグロセキレイ(写真16)、キドクガの幼虫(写真17)をカメラに収めました。ラクウショウの根元で、観察仲間が小動物の頭蓋骨を見つけ、野生動物のものかと、ちょっとした騒ぎになりました。専門家に問い合わせたところ、ここに棲息するタヌキ、アライグマ、ハクビシン、イタチのものではなく、ネコの頭蓋骨との回答が得られました(写真18)。
閑話休題、『人も鳥も好きと嫌いでできている――インコ学概論』(細川博昭著、ものゆうイラスト、春秋社)のおかげで、オウムやインコが人間と同じように好き・嫌いの感情を持っていることを知りました。
●人間の心は、「好き」「嫌い」「無関心」「未確定」の4つに分類できるが、鳥も同じである。
●大型のオウムやインコはカラスと並んで特に脳が発達している。
●野生の鳥では感情表現の観察は難しいが、飼育下では観察可能である。
●オウムやインコにとって、快は好き、不快は嫌い、恐怖も嫌い。
●オウムやインコには、気質に由来する好き・嫌い、経験による好き・嫌い以外に、繁殖に関わる本能が決める好き・嫌いがある。
●オウムやインコは、好き・嫌いの気持ちを隠さず表現する。
●大型のオウムやインコは50年から70年生きるといわれている。
これからは、オウムやインコに対面したときは、心して接したいと思います。