恐竜についての最新情報と精緻な図が満載の一冊・・・【情熱的読書人間のないしょ話(3418)】
【読書の森 2024年8月22日号】
情熱的読書人間のないしょ話(3418)
昨年の昆虫観察会で、帽子にオニヤンマのブローチを着けていた男の子から、抜群の虫除け効果があると聞いて以来、ダイソーを何度も訪れたが、昨年も今年も売り切れ状態で入手出来ず(涙)。そこで、已むを得ず、ミントの香りがするオニヤンマの虫除けシールを購入したが、果たして、効果はいかに。
閑話休題、『最新ビジュアル恐竜図鑑――新種の恐竜も多数掲載! 恐竜の知識をアップデート』(ニュートン プレス・Newton 別冊)のおかげで、恐竜についての最新情報に触れることができました。
●恐竜は大きく分けて5つに分類することができる。後に鳥へと進化する「獣脚類」、史上最大の陸上動物「竜脚形類」、装甲を発達させた「装盾類」、頭の飾りが特徴的な「周飾頭類」、そして顎や歯が発達した「鳥脚類」である。
●ティラノサウルスやアロサウルスは内温動物、ステゴサウルスやトリケラトプスは外温動物だったと推測される。
●鳥は、もう疑いようもない、恐竜そのものである。現在の鳥類は、小型の獣脚類が進化したものと考えられている。
●恐竜から鳥への進化を説明する新たな仮説として、高い運動能力に繋がる「インスリン耐性」の獲得が進化をもたらしたという説が提唱されている。
●成長したティラノサウルスは、顔面傷だらけだった。
●羽毛に覆われたティラノサウルスはいまだ発見されていない。現在は、鱗説が有力となっている。
恐竜の図が精緻で、全ての文章にルビが振られているので、大人も子供も愉しめます。