榎戸誠の情熱的読書のすすめ -3つの読書論・ことばのオアシス・国語力常識クイズ(一問一答!)-

手術をしなくても、椎間板ヘルニアと脊柱管狭窄症は改善するぞ・・・【山椒読書論(474)】

【amazon 『椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症を自分で治すための本』 カスタマーレビュー 2014年8月11日】 山椒読書論(474)

坐骨神経痛が長らく続くので、東京厚生年金病院・脊柱脊髄外科を受診したところ、腰椎椎間板ヘルニアと腰部脊柱管狭窄症が併発しているとの診断であった。X線、MRIの画像でも病態は明らかだが、当面、手術はせず、様子を見ることになった。

椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症を自分で治すための本』(久野木順一著、SBクリエイティブ)を読んだところ、著者も、手術の前に、一定期間、保存療法を試してみるよう勧めている。保存療法の一つとして、腰痛に効果的な体操・ストレッチが図で示されている。

姿勢を正しくすることが重要であり、椅子に腰かけるときは、背もたれと腰の間にクッションを挟むことが有効と述べられている。

そこで、本書の教えに従い、歩くときの姿勢、デスク・ワークのときの姿勢を正しく保つことを心がけ、女房が作ってくれたハート型のクッションをあてがうようにしたところ、何ということだろう、短期間で坐骨神経痛の症状がかなり改善したのである。「前かがみも後ろに反っても痛いのは、椎間板ヘルニアと脊柱管狭窄症の併発の可能性」と記されているが、これらの動作をしても痛みを感じないレヴェルまできているので、今後とも継続する方針だ。

いささかなりと、同病で苦しんでいる方々の参考になればと、本書を紹介する次第である。