母と少年の間で展開される、殺すか殺されるかのドラマ・・・【山椒読書論(343)】
【amazon 『孤独な週末』 カスタマーレビュー 2013年12月16日】
山椒読書論(343)
私は赤川次郎の作品が好きで、いろいろ読み漁ったが、『孤独な週末』(赤川次郎著、廣済堂文庫)が一番気に入っている。
人里離れた軽井沢の山荘を舞台に、生さぬ仲の母と少年の間で、殺すか殺されるかのドラマが進行する。赤川の持ち味が存分に生かされている作品。
著者の赤川次郎その人をもっとよく知りたいという向きには、『三毛猫ホームズの青春ノート』(赤川次郎著、岩波ブックレット。出版元品切れだが、amazonなどで入手可能)がある。