私の本たちとの付き合い方(その5)――一冊の本を骨までしゃぶり尽くす・・・【情熱的読書人間のないしょ話(7)】
【恋する♥読書部 2014年3月3日号】
情熱的読書人間のないしょ話(7)
本を読み終わったら、その本を骨までしゃぶり尽くします。先ず、読みながら付箋を付けた箇所の、未知の言葉や事項、理解し辛い専門的な内容は、インターネットや辞書、事典、専門書などで調べます。そして、その結果をファイロファクス(愛用のルースリーフ式手帳)の「榎戸誠の現代用語の基礎知識」のページに書き加えます。
著者の主張に納得がいかないときは、後日、図書館や大型書店で複数の専門書に当たります。
次に、付箋を付けた未知の新しい情報・知識や、引用したい文章を、「抜き書きノート」に書き写します。学生時代からこの作業を続けてきたため、「抜き書きノート」は何十冊にもなっています。
この表現は洒落ているな、そのうち真似しようと思った表現も、「表現ノート」に書き写しておきます。
巻末の参考文献の中で、これは読んでおいたほうがいいなと思った本は、ファイロファクスの「読みたい本リスト」のページに書き加えます。
そして、最後に、「読書ノート」に、●学生時代から通しで付けている読了番号、●書名、●著者、●訳者、●出版社、●価格、●図書館で借りたのか、誰からか借りたのか、購入したのか、●初版発行年月日、その本が第何版なのかと、その発行年月日、読了年月日――を記載します。この「読書ノート」も学生時代からの習慣なので、相当の数になっています。
読んだ本が数十冊になった段階で、暇を見つけて、「五十音別書名索引ノート」に書き加えるようにしています。書名の頭文字によって、索引ノートの五十音順のそれぞれのページに、読了番号と書名を記載します。過去に読んだ本を調べる必要が生じたとき、「五十音別書名索引ノート」で読了番号が分かると、何冊目の「読書ノート」のどこにその本が記載されているかがすぐに判明しますので、大変助かっています。