4月15日 茨城・桜川の山桜ツアーは、驚きの連続だった!・・・【情熱的読書人間のないしょ話(番外篇)】
気持ちよく晴れた2017年4月15日(土)、目的地の茨城・桜川に向けて、T.Mさん、O.Kさん運転の車に分乗して、さあ出発。
当地では、絶滅が心配されている在来種のカントウタンポポの群生が迎えてくれました。
驚きの第1弾は、桜川・岩瀬の高峯全山を埋め尽くすパッチワークのようなヤマザクラの競演です。
麓からの眺めは、T.Mさん一押しのビュウポイントだけあって、息を呑む見事さです。皆が夢中で写真を撮っているのを尻目に、T.Mさんの奥様はヨモギ摘みに一所懸命。
痛風の激痛が治まって間もないJ.Nさんも落伍することなく、2kmほど歩いて高峯の第1展望台へ。聞き上手のK.Hさんの問いかけに話が弾みます。
途中、筏のようにぶら下がるキブシの花を目にして、O.Kさんのプロカメラマン魂がめらめらと燃え上がります。
展望台からのヤマザクラの風情ある美しさは、譬えようもありません。きつかったけど、我慢して登ってきて、本当によかった!。
驚きの第2弾は、櫻川磯部稲村神社の境内で咲き乱れるヤマザクラの種類の多さです。シラクモサクラ、カバニオイ、私の頭髪のようなウスケサクラ、ゲンシサクラなど、まさにヤマザクラの宝庫です。
境内の奥では、エドヒガンと、その突然変異体で、室町時代から「糸桜」と呼び慣らわされてきた枝垂れ桜が優雅に咲いています。
驚きの第3弾は、里山の景色の素晴らしさと、動植物の多様性です。ムギが青々と育ち、溜め池や棚田の水面に木々が映るなど、懐かしい風景が広がっています。イノシシ除けの案山子は、リアルにできています。滅多に見ることのできないサシバの雌を観察することができました。ウワミズザクラ、ニワトコ、モミジイチゴ、クサイチゴ、チゴユリ、カキドオシ、キランソウ(ジゴクノカマノフタ)などを見つけることができました。
いい仲間に恵まれ、サクラ三昧の心に残る一日を過ごすことができました。
(記:榎戸誠、写真:大八木健兒)