英国貴族の大邸宅を舞台に繰り広げられる生々しい人間ドラマ・・・【情熱的読書人間のないしょ話(824)】
【amazon DVD『ダウントン・アビー』 カスタマーレビュー 2017年7月25日】
情熱的読書人間のないしょ話(824)
我が家の庭の片隅で、アサガオが紫色の花を咲かせています。因みに、本日の歩数は10,554でした。
閑話休題、NHK総合テレビで2014年春にスタートした英国・米国ドラマ『ダウントン・アビー――華麗なる英国貴族の館』(DVD『ダウントン・アビー』<ブライアン・パーシヴァル監督、ヒュー・ボネヴィル、エリザベス・マクガヴァーン、マギー・スミス、ミシェル・ドッカリー、ローラ・カーマイケル出演、NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン>)が、2017年7月23日に完結しました。
1912年から1926年に亘り、英国貴族の大邸宅「ダウントン・アビー」を舞台に繰り広げられる伯爵一家と使用人たちの生々しい人間ドラマです。
一見華やかな貴族の世界にも表と裏があり、また、使用人の世界でも各人各様の思惑が渦巻いています。貴族社会の維持が次第に難しくなり、労働者階級が社会的に目覚めつつあるという時代背景が、物語を一層複雑にしていきます。
当時の歴史を学べること、貴族の生活を覗けること、使用人の気分を味わえることなど、楽しみや見所が盛りだくさんのドラマですが、個人的には、貴族同士の本音を裏に潜めた皮肉な物言いを堪能することができました。
シーズン1からシーズン6までかなりの長丁場ですが、次から次へとさまざまな出来事――出会いや別れ、事故、事件、トラブルなど――が起こるので、退屈する暇がありません。
本作品は、私がこれまで見た連続ドラマの中で、文句なしの第1位を占めています。