ナショナル ジオグラフィックの写真は、やはり別格だ・・・【情熱的読書人間のないしょ話(1411)】
カンヒザクラ(ヒカンザクラ)が濃桃色の花を俯き加減に咲かせ始めました。ウメの林は甘~い香りにすっぽりと包まれています。ジンチョウゲの淡桃色の花が芳香を漂わせています。因みに、本日の歩数は10,889でした。
閑話休題、『ここでしか見られない感動する風景!』(ナショナル ジオグラフィック編著、黒田眞知訳、日経ナショナル ジオグラフィック社)は、思わず目を瞠ってしまう写真のオン・パレイドです。
●アンボセリ国立公園(ケニア)――踏みならされた小道をたどって、アンボセリ湖の豊かな草を食むゾウたち。
●アル諸島ウォカム島(インドネシア)――別名、極楽鳥と呼ばれるフウチョウは、独特の容姿や求愛のダンスで有名だ。なかでもオオフウチョウの優美さは格別。雄のオオフウチョウの成鳥が日の出を迎える。
●カールスパッド(米国カリフォルニア州)――さまざまな色の花畑が万華鏡のような模様を描き出す。
●ハル(ベルギー)――まるで絵本の一場面のように、森の地面をじゅうたんのように覆い尽くすのは、春の訪れを知らせる妖精の花ブルーベル。
●インヨー国有林(米国カリフォルニア州)――乾いて捻じれた枝をもつネバダイガゴヨウマツ。森林限界すれすれのやせ地に、根を下ろして育つ。古代から生き続けているこの木は、まるで踊っているように見える。
●米国ミネソタ州――ミネソタ州を舞台にした、往年のドラマ「大草原の小さな家」を思い起こさせる風景。青々とした草原にかすかな轍が残る。
●タマッチ湖(カナダ)――ブリティッシュコロンビア州にあるタマッチ湖の緑の小島。水面に浮かんでいるように見える。
●岡山県(日本)――静かな森の中にホタルの光が点滅し、光の川が生まれた。
●泉州(中国)――森の中、天秤棒を担いだ女性が進む小径を、太陽が照らす。泉州はかつて海上交易で栄え、マルコ・ポーロヤイブン・バトゥータも、この地を旅した。
●プロバンス(フランス)――平行に並んだラベンダー畑の畝と鮮やかなピンク色の雲が、バレンソル高原に非現実的な光景を生み出した。この風景を楽しみに、国内外から多くの旅行者が訪れる。
●ウィーン(オーストリア)――剪定された並木が遊歩道に緑色とオレンジ色のアーチを架ける。ウィーンでは、秋になると町中でも紅葉を楽しめる。
●美瑛(日本・北海道)――エメラルドグリーンの池に立つ木々と、水面に張り出した秋の葉に、10月の雪がうっすらと降り積もった。今では世界的に知られているこの場所は、美瑛にある小さな人造池だ。
●バイカル湖(ロシア)――透明度と水深が世界一といわれるバイカル湖は、凍結すると見たことのない神秘的な模様を描き出す。その上を馬に乗った人が進む。
写真好きにとっては、次から次へと溜め息が尽きない写真集です。