妹のために3等賞の運動靴を獲得しようと、小学生マラソン大会で必死に走る兄・・・【情熱的読書人間のないしょ話(1844)】
小学2年生だという女の子3人組が、しらす干しを餌にして釣り上げたアメリカザリガニの幼生2匹を見せてくれました。ヒメウラナミジャノメをカメラに収めました。ルッコラ(ロケット)、スイバ(葉も)、ナガバギシギシ、ジュウニヒトエ、セイヨウジュウニヒトエ、シロツメクサ(クローバー)の花が咲いています。ナガミヒナゲシには2つの亜種――subsp.lecoqii(4枚の花弁の間に隙間があり、茎葉を切ると黄色い乳液が出る)とsubsp.dubium(4枚の花弁が重なり合って隙間がなく、乳液は乳白色)――があります。
閑話休題、イラン映画『運動靴と赤い金魚』(DVD『運動靴と赤い金魚』<マジッド・マジディ監督、ミル・ファロク・ハシェミアン、バハレ・セッデキ出演、ワーナー・ホーム・ビデオ>)は、子供にも大人にも共感を呼び起こす作品です。同時に、イランの現在の社会状況を考えさせる映画ともなっています。
少年アリは、修理してもらったばかりの妹・ザーラの靴を買い物の途中でうっかり紛失してしまいます。親にも言えず、兄の靴1足しかない兄弟は、先ず妹がアリの運動靴を履いて学校に行き、下校途中で履き替えて、次にアリが学校に行くことにします。そのため、アリはどんなに走っても遅刻してしまい、先生に目を付けられてしまうのです。
ある日、ザーラは学校で自分の靴を履いている下級生を見つけます。靴を返してもらおうと、兄弟はその子の家まで行くが、その子の父親は目が見えないことを知り、言い出すことができません。
そんな時、小学生のマラソン大会が行われることになり、何と、3等の賞品は運動靴だというのです。アリはどうしても出場したいと先生に頼み込み、許しを得ます。いよいよマラソン大会の当日、アリは妹のために3等になろうと、必死に走るのです。
私だけでなく、見ている誰もが、兄弟を応援して、心の中でアリと一緒に走ってしまうことでしょう。