新聞記者式文章術とは・・・【情熱的読書人間のないしょ話(2361)】
アオマツムシの雌(写真1~3)、褐色型のオオカマキリ(写真4~6)、ハラビロカマキリ(写真7、8)、アメリカザリガニ(写真9、10)をカメラに収めました。オオカマキリ、ハラビロカマキリ、アメリカザリガニから威嚇されてしまいました(笑)。スジエビ(写真11、12)が群れています。行き合った、市から委嘱されて植物調査中の女性3人から教えられ、私はススキの芒(のぎ)を勘違いしていたことが分かりました(汗)。ススキと他の植物を見分けるとき、ススキには芒があるといわれるが、種(正しくは穎果<えいか>)からピローンと頼りなげに1本伸びているのが芒(写真13)でした。
閑話休題、『即! ビジネスで使える 新聞記者式 伝わる文章術――数字・ファクト・ロジックで説得力をつくる』(白鳥和生著、CCCメディアハウス)は、経験豊富な新聞記者による文章術の具体的なアドヴァイスが満載です。「本書は新聞記者として培った文章術をお伝えするのが目的です。具体的には、ファクト(客観的事実)、データ(数字)、ロジック(論理)の3つの要素が揃った『説得力』と『納得感』のある文章をはやく書くテクニックです」。
誰もが否定できない客観的な事実(ファクト)を数字(データ)で補強し、矛盾なくスムーズな文章・話の流れ(ロジック)で伝えようというのです。
書き始め段階の、3つのステップが挙げられています。「メモは最初のステップとして、『何をどう伝えたいか』といった要旨を一言(一文)で考えます。新聞の見出しのような役割で、文章を書く目的が明確になります。次のステップが、最初のステップに関連する要素を箇条書きにすること。そして、3つ目のステップとして、本筋から大きく離れる事実は省き、同類の要素をまとめ、材料を仕分けしてみるのです」。
著者は、文章の内容は6W3H――Why(なぜ)、Who(誰が)、What(何を)、Where(どこで)、When(いつ)、Whom(誰に)、How(どのように)、How Many(どのくらい)、How Much(いくらで)――で考えることを勧めています。
「ファクトは、簡単に言うと『なぜ?』という問いに対する『答え』のようなものです」。
「一般に、強い根拠=ファクトとは、数字やデータ、出所がはっきりした調査結果、公的機関や専門家が保証した資料や発言など」。
「英語のlogicは、日本語では『論理』と訳されます。論理とは『議論・検討・推理などをする上での、適切な手順や手段』を意味します」。
「読み手に寄り添うことが、伝わる文章の『心得』なのです」。相手の立場で考えることが大切というのです。
「企画書や提案書は、できればA4判1枚でまとめましょう」。