「なぜなの」 ひとにそう訊くたび わたしは生まれかわる・・・【ことばのオアシス(60)】
「なぜなの」
ひとにそう訊くたび
わたしは生まれかわる
――井上ひさし
『夢の泪(なみだ)』(新潮社)の中で大学生・伊藤永子が歌う「朝の唄」の一節。少し後に、「『どうして』/ひとにそう訊くたび/わたしは前へすすむ」という一節が続く。自分が知らないこと、分からないことを素直に人に尋ねることによって、永子は目覚ましく成長していく。やがて、司法研修所を卒え、法律事務所で実習見習いをしながら、弱者の人権を守る弁護士となるべく、日々勉強に励む姿が描かれる。
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